こんにちは。マルキチです。
私は現在中小企業にSE(システムエンジニア)として就職して都内の大企業に出向しているのですが、SEの前職は新聞配達員という畑違いの職場から転職した経緯があります。
今の職場で「SEっぽくないね」って言われるのもあながち間違ってはないですw
IT業界においては異色なキャリアですが、新聞配達員での経験も私の大切な社会人経験ですし、全く異なる業種の話をすると楽しんで聞いてくれたり、親しくなりやすかったりと今でも活きていることがたくさんあります。
新聞配達員は社員として就職していたのですが、当時の彼女に「スーツがいい」と言われて転職を決意するというバカげた経緯があり・・・。
ですが、新聞配達員として働いていていた時にキツイとかスーツじゃないから恥ずかしいとか一般的なデメリットを一切思わなかったどころか、考えようによってはとてもいい仕事だったと今でも思ってます。
信じられないと言われそうですが、元新聞配達の社員として働いた経験を元に新聞配達も就職、転職先の候補として実はオススメできることを話していきますので、少しでも気になったら読んでみてくださいね。
後半の「特筆すべきメリット」は夢があったり、他にやりたいことがある人、ハマる人にはハマるはず。
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元新聞配達社員が語る就職先としてどうなの?
新聞配達はどんな仕事なのか、どんな労働条件なのか、向いてる向いてないなど順を追って話していきますよー。
新聞配達という仕事の基本
仕事内容は
まず基本となる仕事内容ですね。
その名の通り新聞を配達するのが仕事です。そのまますぎるかw
詳しく説明すると、朝刊と夕刊を決められた地域の、決められた(契約している)家のポストに配達していくことがメインです。
配達に届いた大量の新聞を自分が配達する分だけ広告挟んで自転車かバイクに乗っけて決められたルートを回るだけです。
社員の場合は朝刊夕刊の配達だけではなく、集金や営業もあります。
集金はまだしも営業はやりたくないって人はやらなくてもいい新聞屋もあるので最後に少し触れてみますね。
ちなみに私のやってた営業は、新聞のお試し広告をポストに入れて申し込みを待つだけの脱力営業でしたw
だれでもできるの?
ある程度体を動かす仕事なので普通に健康であったほうがいいですが、だれでもできます。
私の知り合いで70代のおばあちゃんも現役で配ってました。よく配達のカブ(HONDA)運転てきるなーと感じてましたけどw
私の働いていた店は学生の奨学制度を展開していて8割は住み込みの学生でした。
女の子も元気に頑張ってたので誰でもできる仕事だと思いますね。
給料や拘束時間は?
基本給
就職するからには大事なのが給料ですよね。
これは店によって変わってきますが、大体18万~25万が基本給ではないでしょうか。
住み込み寮や借上アパートがあれば家賃不要(か一部負担)なので実は使えるお金は普通に多いです。
ベテランのオジサマたちはもっともらえるかも。ウナギとかよく食べさしてもらってたし。
ボーナス
1年に2回支給され、基本給1か月分(を2回)だったのでもらえないよりは十分ですね。
インセンティブ(歩合)
私の働いていた店は給料の他に次のインセンティブがありました。
・集金インセンティブ:締め日までに9割集金できていれば5000円ボーナス
・営業インセンティブ:1か月以上の契約1件につき4000円
集金については締め日に間に合わない場合は自分のお金で立て替えてボーナスもらってました。あとで客から回収するので100%もらってましたw
営業はポスティングの反応待ちだったですが、月に5件ぐらいは取れてました。
(半分以上の試し読みチラシをゴミ箱に捨ててたのは内緒ですwww)
拘束時間
拘束時間というか回数は1日2回で朝刊と夕刊の時ですね。
・朝刊:2:30~7:00ぐらい
・夕刊:14:30~18:00ぐらい
・集金:月末1週間で自分次第
なぜ「ぐらい」と書いたのかというと、新聞が店に届く時間は決まっているので出勤時間は決まっているのですが、配達終わったら帰っていいので「ぐらい」になってしまうんですね。
慣れれば慣れるほど拘束時間は短くできます。
私は集金がない普段だと6.5時間ですね。今の仕事より全然短い。。
・朝刊:2:30~6:00(帰宅)
・夕刊:14:30~17:30(帰宅)
ここまでが基本的なことなので、次は良かったことや大変だったことを話していきます。
特筆すべきメリット
朝からビール
一番はこれかなw特に夏の朝刊後のビールは最高でした。
普通の会社勤めの出勤中のサラリーマンをベランダから眺めてビール飲むと変な優越感がありましたw
自由な空き時間が作れる
日中にしたいことってたくさんありませんか?
夕刊もあるので時間に限りはありますが日中に自由に動く時間があるって貴重ですよ。
自分の他の目標のために時間を使ってもいいし、新聞屋がオススメな理由はこれが一番大きいです。
ちなみに私は朝パチに並んだり、バイトしてみたり、朝は安い女の子の店に遊びに行ったりしてました!
新聞読み放題
お客さんが月に4000円とか払って読んでいる新聞がタダで読み放題です。
たまに新聞ちょうだいって言われるオバチャンにあげてましたw
あと営業用のチケットで美術館とか行ったりしたことは内緒です。
所長になればウハウハ
自分で店を持つことも目指せます。私のいたとこの所長はゴツイ高い時計(ロレロレ)、高いバッグ(ヴィトヴィト)、高い車(ベンベン)を持ってましたwあと、いい匂いしましたwww
新聞屋の所長は儲かりますね!
大変だったこと
そんなに大変だったことはないんですが、あえてあげるとすれば
・最初はチャリでコケた:1か月もすれば余裕です。
・風で新聞が飛んだ:ほっときました。新聞は余分に持って行ってるので問題なし。
・雨と風とか:カッパ着てるので少し冷たいぐらい
・エレベータで一緒になった他の新聞屋のオッサンが酒臭い:デコピンしといたので問題なし。
・雪の日にカブでズっこけた:トラックに轢かれそうになったのはサスガに怖かった
ぐらいでしょうか。あまり大変ではないですね。
新聞屋の営業について
新聞配達を社員でやる場合に営業も仕事の一つと言いましたが、扱う新聞によって営業スタイルが全く異なるので営業はなるべくやりたくない人は参考にしてみてください。
<<営業が大変そう>>
読売とかアサヒとか。営業専門もいるが歩合制のガンガン稼ぎたい人にオススメ。
営業やりたくない人は大変かも。私は営業マンがしつこくてドア蹴っ飛ばして帰らせたことも。。若かったのでw
<<営業ほぼ不要>>
日経新聞。私はここです。日経オススメです。
基本的にサラリーマンとか隠居の年配投資家とか就活学生が読みたくて営業しなくても自分から申し込みしてくるので、営業というより契約だけしに会いにいく感じ。
契約だけしてもインセンティブはもらえるので営業ほとんどしてないですw
色々と挙げてきましたが、新聞配達は考えようによっては自由で楽しい仕事なので私の中ではオススメな職業の一つです。
今のSEの仕事がなくなったらまたお世話になろうかなとすら考えてます。
以上、元新聞配達員がお届けしました!