こんにちは。マルキチです。
何を隠そう私は借金で首が回らず個人再生をしてしまったイケナイ人間です。
そんなダメダメな私でも住宅ローンに通って新築戸建てを購入するにまで至りましたので諸々の経緯をお話していこうと思います。
私自身がそうだったのですが、個人再生していても通る住宅ローンとか色々調べまくったので参考になるのではないかと思います。
同じような境遇の方に少しでも役立ててもらえればという気持ちをこめまして。。
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個人再生から住宅ローンに通るまで
まずは時系列で経緯を追っていきたいと思います。
少しアヤフヤな部分もありますが、そこはご了承ください。
~2009年
借金約300万円を作る
2009年4月
司法書士事務所で個人再生手続き開始
2009年7月頃
各社へ支払い開始(総額30000円/月)
2012年7月頃
支払い終了(総額約110万円)
2015年10月頃
楽天カード申し込み
2015年10月中頃
楽天カード入手(未審査)
2015年11月中頃
楽天カードご利用不可通知
楽天カードたたき割る
楽天カード投げ捨てる
2017年11月
個人信用情報開示
・CIC・JICC・全銀協
→とてもキレイな状態
2017年11月中頃
楽天カード申し込み part2
2017年11月末頃
楽天カード入手 part2
2018年4月末頃
住宅ローンの仮審査申し込み
2018年5月初旬
住宅ローン仮審査通過
2018年6月初旬
住宅ローン本審査申し込み
2018年6月中旬
住宅ローン本審査通過ヽ(´ー`)ノヽ(´ー`)ノ
このような経緯で住宅ローンの本審査に通過しました。
個人再生の申し込みから約9年ですね。
では次に、各イベントの詳細をお話しようと思います。
個人再生開始からクレジットカードを作るまで
2009年に始まった個人再生の返済ですが、毎月3万円を3年となります。
借金していた自分がもちろん悪いのですが、月々3万円ってなかなかしんどかったです。
毎月給料が出たら銀行のATMに行き約10社にポチポチ振り込み作業をします。
このときに覚えたのが、何度も振り込みをする場合は振り込み先を登録すると手間が省けるということでした。
無事に3年間の支払いを終えて一応身軽になった私ですが、この頃には結婚しており住宅の購入も視野に入れて色々と調べていたころでした。
クレジットカードの遅延や個人再生の記録は個人信用情報に掲載される(いわゆるブラックリスト)のですが、ある一定期間を経過すると全て削除されます。
この辺の情報は他のサイトに詳しく書いてあるので省略しますが、全て削除された状態だと逆に住宅ローンが通らないという情報を目にしました。
そこでまずはクレジットカードを作ろうということで、その時期に楽天カードが付与ポイント増量キャンペーンを実施していたので申し込みます。
業者としてもポイントアップするぐらいだからカード作って欲しいんだろう?という読みをしてたところ無事にカードが届きました。
読み通りだねーと言いつつ、カードを持てた嬉しさにニヤニヤが止まらなかったのを覚えています。
カードでスカルプDを購入したのも良い思い出です。
そして約1か月後、楽天から封書が届き、内容を読んでみると次のようなことが書いてあります。
『厳正な審査の結果、あなたはカードを使えないので、そのカードは利用不可にしました』
その瞬間にパンダカードを真っ二つに折って投げ捨てました。
そして二度と楽天カードは作らないと心に誓いました。
月日が経ち、子供も産まれ、いよいよ本格的に家を買いたいとなったのが2017年10月頃です。
楽天事変から約2年が経っていました。
今回はカードの前に個人信用情報を開示しようということでCIC・JICC・全銀協の3つを開示しました。
個人再生からこれまでに住所、電話番号など変更した情報がたくさんありますが覚えているところを余すことなく書いて開示したところ、事故情報らしきものが見当たりません。
スカルプDの履歴は残っていました。
恐らく事故情報は削除されているものと考えられます。
個人再生開始から8年ちょっと経ってます。素直に嬉しかったです。
その嬉しさからか、一度辱められた楽天カードに再び申し込んでしまう程でした。
今回もカード自体はすぐに入手できましたが、1、2か月は楽天からの通知におびえる日々を送ったのは言うまでもありません。
クレジットカードを入手したので、次はクレヒス(クレジットヒストリー)つまりカードの利用履歴を作るためにチョコチョコと買い物をしていきます。
クレジットカードって便利ですね。。もう2度と離さない。
住宅ローンの仮審査が通った金融機関
いよいよ家探しとなりますが、住宅ローンとクレジットカードでは審査の質が違うと考えられるので、まずは不動産業者に正直に伝えます。
個人再生をしたことがあることと、住宅ローンに通るか不安な状態で家探しに熱が入らないこと。
まず実施したのが、不動産業者側で用意した当て物件(検討すらしていないテキトーな物件)で住宅ローンの仮審査申し込みです。
何社か申し込みをして仮審査が通った金融機関と通らなかった金融機関があります。
【仮審査通過した】
・某信用金庫
・某労働金庫
・某カードローン
【仮審査落ちた】
・某信用金庫
・某メガバンク
補足しておくと、某信用金庫がどちらにもありますが、どうやら保証会社が違うらしいです。
住宅ローンは銀行の審査よりもそのバックにいる補償会社の審査が厳しいみたいですね。
落ちた金融機関からは不動産屋に電話がきて、「10年前の住所を教えなさい」とのことでした。
恐らく全銀協の官報情報にまだ残ってるんですね。
やっぱり10年は消えないのか。
私が開示した時は情報が足りなかったと思われます。。
逆に仮審査通過した金融機関からは何も問合せなしです。
仮審査なので官報などそこまで見ていないのか、個人信用情報の参照先が異なるのか不明ですがとにかく仮審査が通過しました。
住宅ローンの仮審査も通ったので購入する住居を決めます。
いくつか見て回って手ごろな物件があったので不動産業者と契約です。
スーパーブラックリストがついにここまできたかと思うと契約書にハンコ押す時に少し手がブルったのは内緒です。
次はいよいよ住宅ローンの本審査です。
住宅ローンの本審査が通った金融機関
先述した仮審査が通った中から本申し込みをして本審査になるのですが、金利はどこも大して変わらないので保証料が安いほうにしました。
某労働金庫です。
住宅ローンの本申し込みは実際に金融機関に出向いて対面で実施します。
どんなことを話すのか、個人再生のこととか話すのか、など不安がいっぱいありました。
実際は住宅ローンの説明と申込書の記入、火災保険などの営業で終わりました。
それでも2時間越えましたが。
銀行の担当者によると本審査は約1週間程度で結果が出るとのこと。
この1週間が非常に長かった。
ここまで来たら落ちたくないけど、落ちたらまた探せばいいかなど色んな気持ちが交錯した1週間でした。
そして約束の1週間後、某労働金庫から電話が。
「●●さんですか?本審査通りました。」
普段しないガッツポーズをしたのは言うまでもありません。
若気のいたりでブラックリストになり、個人再生までした私がついに住宅ローン契約をして戸建てを購入することができました。
心なしか本審査通過後に嫁が優しくなった気がします。
現在の私の属性
個人再生から住宅ローン契約までできるようになった私ですが、どんな人物なのかザックリ属性をお話しておこうと思います。
年齢:40歳手前
職業:SE(正社員)
年収:500万弱
勤務歴:現在の会社で4年
このぐらいの属性で通りました。
ちなみに65歳定年なので35年の住宅ローンは定年後も残る計算になります。
さいごに
私と同じように過去の過ちによって窮屈な人生を送っている人は少なくないと思います。
ですが、ブラックリストや個人再生などの情報はいずれ消えます。
クレジットカードや住宅ローンもいつか審査がとおるようになります。
もしかしたら今回通った某労働金庫などの金融機関であればもっと以前に通っていたのかもしれません。
これもタイミングなので今となっては何年前から通ったのかはわかりません。
もし今回の話で少しでも力になれていたらこれはとても嬉しいことです。
同じような境遇で悩んでいる人は諦めずにがんばってください。