こんにちは。マルキチです。
IT業界は資格が多く、国家資格とされているものから各ベンダーが設定している資格などがたくさんあります。
有名どころを言えば、まずはIPAが発行している基本情報技術者試験や応用情報技術者試験が国家資格にあたり、OracleMasterやオラクルJava認定資格がベンダー系ですね。
その他Linuxの知識を問うLPICやWebデザイナー検定など様々な資格があります。
IT業界にはたくさんの資格がありますが、これらの資格って持ってないと仕事ができないわけではないんですよね。
私は以前、資格がなくても仕事はできると思っていたタイプなのですが、今は少し考え方が変わってきていて、資格は持っておいたほうがいいと考えています。
今日は基本情報などの資格を取得することで得られるメリットを私の考えなりに整理しつつまとめていきますので、資格を取得しようか迷っている人に参考にしてもらえればと思います。
IT業界の資格は取得した方がよいのか?
IT業界における資格の役割
まず資格ってどんなものなんでしょうか?
自動車の免許は持っていないと車を運転できないし、建築士は一級と二級で携われる建物に制限があります。資格を持っていることで専門の技術や知識を身に着けていると認められているから許可されるということになります。
よく「XXXをする資格がある、ない」とか言いますよね。
解釈の違いもあるかと思いますが、資格ってXXXするための最低条件と捉えられるのではないかと読み取ることができます。
たくさんの技術があり、それに紐づいた資格や、IT全体の知識を必要とする資格があるIT業界ですが、資格を持っているからできる作業や、資格を持っていないから手を出してはいけないなどは基本的にはないんですよね。
IT業界も専門知識や技術が必要な世界なのに資格は必須ではないなんて他の業界と比べるとおかしいと思うところも少しありますが、勉強や経験で乗り切れる場面も多いので資格に興味が無い人は基本的には資格を取りません。
資格に対するモチベーションをタイプ別に分けると
・会社や学校で必須だから取得する
・自分の知識レベルを確認するために受験する
・資格マニアだから受験する
・仕事で困らないから資格はいらない
あたりが多く聞く話です。
資格を取得するために勉強している人は一旦置いておいて、仕事で困らないから資格を取らないって少しもったいないなと思っているので、なんでそう考えるかを話していきます。
基本情報に合格して感じたこと
私も以前は資格はなくても仕事はできると考えて仕事をしていました。
会社で基本情報技術者試験を合格することが昇給の条件となってしまったので取得しました。自発的動機ではないですが、最終的には基本情報とはいえ資格を取って良かったと感じています。
何が良かったのかというと、資格取得に向けて勉強する中でこれまでの業務で関係なかった範囲の知識を学べたし、感覚として理解していた概念が専門用語と解説付きでしっかり理解できたということ。
IPAの基本情報などはIT知識全般が出題範囲となるので、普段の業務では使わない知識ももちろん多いです。ですが、普段の業務から少し離れた時に全く知らない単語が出てきたりすることもよくある話で、大抵はその場はキーワードについて知ってるフリして後で調べまくるといったことが誰にでも経験はあると思います。
資格の勉強をすることであいまいだった知識が体系たてて定着し、わからないキーワードも少しずつ減ってきています。
基本情報で言えば国家資格であり、IT知識のベースとなる部分なので当然かもしれないですが。
私が感じるのは、資格そのものが大事なのではなく、資格の勉強をすることでIT業界の知識を習得できることです。
あいまいな知識でも仕事はできますが、正しく明確な知識に裏付けられた仕事の方が優れているのは当然ですよね。
今の仕事が資格がなくてもできるからと言って勉強をしなければ自分の成長はできないです。
資格を取ろうか迷っている人には受験とその為の勉強をすることをオススメします。